アルコ&ピース平子を見て、「意識高い人」のイメージが変わった
みなさんこんにちは、今日のお昼ごはんはカップ麺2コ、Noriです。
写真とはあまり関係ないかもですが、ふと思いたったので書いています。
みなさんは、意識が高い人って聞いて、どんな印象を受けますか?
「なんかあれでしょ、カタカナのビジネス用語ばっかり使う人でしょ?」
「周りを気にせず頑張っちゃう人とか(笑)」
「ただのナルシストじゃね?」
などという意見が多かったです。
※2019年Nori調べ
でもそのイメージって、実は「意識が高い人」ではなく、
「意識が高い系の人」のイメージじゃないですか?
この2つは、実は大きな違いがあると思いました。
ちなみに意識高い系は、
意識高い系(いしきたかいけい)とは、自分を過剰に演出する(言い換えれば、大言壮語を吐く)が中身が伴っていない若者[1][2]、前向きすぎて空回りしている若者[3]、インターネットにおいて自分の経歴・人脈を演出し自己アピールを絶やさない人[4]などを意味する俗称である。
大学生に対して使用されることが多いが[5]、ビジネスマンや主婦など若者・学生以外の層に対して使用される場合もある[2][6][7]。「意識高い系」の特徴として、自己啓発(ボランティア・政治)活動や人脈のアピール、あえて流行のカタカナ語を使うなどが挙げられる[1][8][9]。嘲笑の対象として「意識高い系(笑)」と表記されることもある[5]。
と、Wikipediaに書いてありました。
もうこの冒頭からわかるように、意識高い系という言葉そのものが嘲笑になっています。
もう少し下まで読むと、
著述家の古谷経衡も、「意識高い系」について、実際に意識の高い人間を茶化すための言葉ではなく、意識の高い「ふり」をしている中途半端な人間を指すとしており、意識の高さをアピールすることによる他者からの承認欲求が透けて見えることを意味するとしている[12]。また、「意識高い系」の人間は他者の勝利や成功の部分のみをトレースし、努力を忌避したり、努力をする人間自体を見下す傾向にあると論じている[12]。
と書いてありました。
つまり要約すると、
「意識高い系」と呼ばれている人は、「本当に意識が高い」人のフリをしている人ということです。
この違いは本当に大きいです。
このあたりでタイトルに触れますが、
アルコ&ピースの平子さん、わかりますよね?
この人のピンのコントの1つに、
「意識高い系IT社長 瀬良明正」があります。
これ個人的にはめっちゃ面白いんです(笑)
【公式】ネタパレ『30秒で全ての仕事を終わらせる意識高い系社長/アルコ&ピース平子』
ネタとしての完成度がやばい、このネタ好きなんです(笑)
それでね、瀬良社長のキャラが好きだから、他にもいろんな動画を見るわけですよ。
そうするとね、不思議な気持ちになってきたんです。
「意識高い系って書いてあるけど、これは意識が高い人のネタなんじゃない?」
もっと言うなら、
「この人間違ったこと言ってないな」と。
こういう人が意識高い系と言われてしまう。
じゃあ間違ったこと言ってないのになんでそれがお笑いのネタになるのか。
それを指差して笑ってる人たちの生きる意識が低すぎるから。
他のネタもそうなんですけど、
この人、周りの人をよく見てるんですよ。
仕事が溜まってたら、手伝ってあげたり
高いところにある物を取りたいのに届かない人のために電話しながら取ってあげたり
メイクやスカートを変えた女性に気づいたり
誰も気づかなかったのに、メガネを変えた男性に「似合ってるよ」と言ってあげたり
あくまでお笑いのネタかもしれませんが、
こういう人についていきたいと思わせてくれる。
逆にこういう人が「意識高い系」と笑われる世の中は、おかしいのでは?
なぜ笑われてしまうのか。
それは意識高く仕事しても報われないから。
仕事をめっちゃ頑張るのはなんかダサい。
はぁ、、、って感じ。
海外って、仕事とプライベートの両立がきちんと出来てるでしょ。
それはその国の社会が元々そういうお国柄だからかもしれません。
日本はどちらかというと、仕事に人生を費やすことを良いことだという風潮がまだまだ残っています。
プライベートなんか捨てて、仕事に費やせ。
苦労は買ってでもするものだ。
石の上にも3年だ。
そんな社会だから、意識高い系という悪口が生まれてきてしまうんです。
でも、本当に意識高い社長さん方は、誰も経験したことないくらいの苦労の末に成功されて、
立派なタワマンに住んだり
良い外車を乗り回してる。
そしてその人たちを嘲笑っているにも関わらず、
「金持ちは何でも買えて、好きに生きれていいなぁ」なんて言う。
僕ははっきりここで書きます。
じゃあそんなあなたはその人レベルの努力をしてんのか?
大して仕事をしないやつに限って、今の現状をつまみに酒飲んで愚痴って、「宝くじ当たんねぇかなぁ」なんて言ってる。
僕は思います。
「嫌なら辞めれば?」って。
一度きりの人生、嫌だなぁと思うのなら、早いうちに辞めた方がいい。
だって僕はそういう気持ちで後先考えず辞めたから。
勢い任せかもしれないけど、辞めたら自分で仕事しなくちゃ生きていけない。
そしたら自然と動きます。
もちろん辞めてからもツライことは山のようにありました。
もうそれはそれはエライ目にあいましたよ(笑)
詳しくは書きませんが、親友や後輩、更には家族から
「あのときのお前はヤバかった。放っておいたら死んじゃうんじゃないかと不安だった」
と口を揃えて言われました。
当時は必死だからあまり心配されているという気持ちは無かったけど、
今思えば、あの時何も言わずに家に来てくれたり、飲みに連れてってくれたりしてたのは心配してくれていたのかなとも思います。
自分でも分からないくらいツラかったり苦しかったりするのが1番怖い。
そんな時、ふとよーくまわりを見てみると、手を差し伸べてくれている人がきっといるはず。
ここで話を戻すと
そんな人たちが、本当の「意識が高い人」なのではないでしょうか?
そしてその存在に気づいたあなたも、「意識が高い人」に足を1歩踏み入れているかもしれませんね。
いろいろ話が脱線してしまいましたが、
最後にこれだけ。
「意識が高い人」と「意識が高い系」は似て非なるもの。
意識が高い人は、意識高い人になろうと思ってたわけではありません。
自分自身の経験を生かし、
やりたいこと、そのために必要なことに全力を注ぎ、
周りを見て見てみまくって、突き進んできた人。
だからすぐ叩かれるんです。
「出る杭は打たれるんだよ」と思いながら、自分とは違った生き方をしている人に嫉妬して杭を打つ人がいるから。
自分がされてきた数々の我慢や仕事に関してなど、「古い社会人」のイメージに合ってないから。
でもその人にとってそんなことはどうだっていいんです。
そもそも周りと同じように生きようとしてないから。
そしてそういう人は、人として本当に優しい人です。
だから人として惹かれるんです。
皆さんも、ちょっとだけ考えて、瀬良社長のネタを見てみて下さい。
いろんな意味で、「面白い」ので。